BLENZ
[ 2009.11.02 ]
声、戻る
昨日、声がでました。
「誰の声?」っていう、聞き慣れないしわがれ声ですが、それでも「わたし」の声。
うれしかった。
ご心配をおかけしました。
お仕事先にもご迷惑をかけ、なかでも「何が何でもやりたかった、渡辺貞夫さんとのトークショー」に出演することができず、
それでもご先方から優しく、温かく、「休むべきだ」と言っていただき、
申し訳なさすぎてしょげたり、それ以上にありがたかったり。。。
寝ていても、エモーションの振幅はなかなかに大きな10日間でした。
ええ、10日間になります。声が出なかった間。
貴重な体験をしたことでした。
◆ ◆ ◆
わたしは病気は未病で防ぎたいと思っていますが、それでも何かあったときは、「西洋医学」と「中医学」、そして「代替療法」の3方向から治していきます。
今回は、腕がすこぶるいいドクターとの出逢いが、大きかったのです。
大阪の「歌うドクター」、松永敦さん(@大北メディカルクリニック院長)が、
「信頼のおける声の専門家を紹介してあげましょう」と、
国際医療福祉大学 三田病院の耳鼻咽喉科部長、渡邊雄介ドクターを紹介してくださったのです。
◆ ◆ ◆
この渡邊ドクター、「音声言語医学」という、日本に数人しかいない、めずらしい声の専門医。
「声帯にものができる"声帯ポリープ"や、"声帯結節"などから、声帯の形に異常を認めないにも関わらず音声障害になる"機能性音声障害"といわれる病気まで、あらゆる声の障害の治療に当たっています」。
悪性腫瘍、飲み込みの障害までが、レパートリー。
インターネットで渡邊先生の高い評判を聞きつけ、遠路かけつけた患者さんが、わたしの前に看てもらっていました。
また、幸運なことに、音楽の造詣が深く、点滴ルームでかかっていたジャズがうれしかったですね〜
先生持参のCDで、初日はソウル・ボッサ・トリオ。ビッグバンドにフュージョン、そしてもちろん歌ものと、音楽のレパートリーも広いのです。
「音楽家の音声障害に対しては、その特殊性をよく理解して、芸術的なセンスも加え、よいパフォーマンスができるよう、一生懸命治療に当たっています」
久しぶりに聴く音楽が、点滴と一緒に身体にしみわたっていくようで、治療効果を上げました。
声、声帯のフラジャイルな機能を知り尽くし、
クライアントの声をよくすることに賭ける情熱。
的確なだけではない、ていねいな治療。シェアされる情報。
シンガーの友人や、歌い手を目指す学生たちにも紹介できるドクターと出逢ったことも、今回の収穫でした。
今週は、まだまだおとなしく暮らしますが、ご心配をいただき、
皆さま、ほんとうにありがとうございました。






