Music Diary

[ 2009.03.10 ]

渡辺貞夫さん 毎日芸術賞 受賞

 3月に入って、赤坂のとらや本店から、お届けものがありました。
渡辺貞夫さんからの「内祝い」の和菓子で、その粋な心遣いに、夫と感嘆の声を上げたのですが、特別にあつらえた「saxの押印」のあるおまんじゅうと、「妹が袖」という春の生菓子の詰め合わせでした。

 渡辺貞夫さんは、今年に入って、毎日新聞社から「毎日芸術賞 特別賞」を受賞(写真は受賞式)。そしてブルガリ社から、国内外の子供たちとの音楽活動に対し、ブランド125周年「特別賞」という「二つもご褒美をいただいたので、少しずつ喜びのお裾分けを」というご配慮でした。
 見て楽しく、いただいて美味しく、わたし共も貞夫さんの受賞を改めて祝った、春の昼下がりでした。

 毎日芸術賞では、推薦人をつとめさせていただいているので、わたしも受賞式に参加しましたが、この賞は、彼の今までの功績と、ボサノヴァ/ブラジル音楽に特化した、昨年暮れの「クリスマス・ギフト」コンサートに対して贈られたものでした。

 貞夫さんの功績は、ジャズを原点としながら、あらゆるタイプの音楽の楽しさを多くの人に伝えてきたことにあります。
 1960年代半ばのボサノヴァ/ブラジル音楽、その後のアフリカ音楽やフュージョンなど、ブームの火付け役や牽引役であったことは周知の事実です。
 現在は、2005年の愛知万博以来続いている、世界各国の子供たちとの共演「リズム・ワールド」にも力を注ぎ、こちらは、'08年スペイン、サラゴサ国際博覧会でも絶賛されたばかりです。
 貞夫さんは「夢は必ずかなう」という信念のもと、自身のオリジナルな音楽により、57年間、世界的に第一線で活躍してきましたが、同時に「そのためには努力が必要」であることを強く認識し、日々研鑚を重ねてきた、努力の人でもあります。
 こうした厳しい姿勢は、音楽をはじめとする芸術家はむろんのこと、わたしたち皆に、勇気を与えるとともに、真摯であることの重要さを伝えつづけています。

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