Essay
[ 2008.12.12 ]
シクラメンの本名
花が好き。花を見ていると、心が慰められると同時に華やいで、やさしい力が湧いてきます。
11月から暮れにかけては、1年で最も忙しい時季なので、切り花を飾るより、鉢植えを置いて楽しむことが多いですね。今は、クリスマスの定番=ポインセチアと、シクラメンの鉢があります。去年のポインセチアも、赤い葉にこそなっていませんが、今も元気で玄関の一角を飾っています。
シクラメンは鮮やかな赤と、雪のように白い花の2鉢を置いていますが、葉の部分からすっくと伸びて花をつける、その咲き方に、潔さやたくましさを感じるんですね。
でも、このシクラメン、おかしな和名をもっているんです。「ブタノマンジュウ」!フランス語では「パン・ド・ボルソー」で、それを訳した英語ヴァージョンは「ソウブレッド」。それをまた訳して、この名がついたのでした。
原産国のひとつであるトルコで、シクラメンの根を豚のえさにしていたからことから、つけられた名前だそうです。
シクラメンという名前の方は、ギリシャ語で、円形を意味する「サイクロス」が語源。そうですよね、花も、葉の部分もこんもりとした円形を形作っていますものね。でも、マンジュウも円形ですね。ブタノマンジュウも、なかなかディープな名前なのかもしれません。








