Essay
[ 2009.04.05 ]
Samurai Japan
テポドン2号で、疲れた週末だった。
4日、空自担当官の「カンチガイ」による「誤発表」にも、いいしれない疲労感を覚えたが、
5日、本当に発射が発表されると、さらにひどい無力感にさいなまれた。
わたしは、自慢じゃないが、ストレスに弱い。
大きな地震や戦争だと、遠くで起こっても、体調を崩す。
こういう人は、実は多いのじゃないかと思っている。
でも、「テポドンで具合が悪くって〜」とは、気がつかないだけではないだろうか。
そのくらい「気」にわるい。
気に障る。
「国家」は、「国民の安全」を守ることを最優先しなければならないと思うが、
北に向けて勢揃いする迎撃ミサイルの背景に、桜が咲きほこっているのを目にすると、わたしの「気分」は悪くなるだけだった。
「戦争を体験した者は、国家をあまり信じない」
という先輩作家のことばが、脳裏をかすめる。
報道も、信じるだけではいけないのではないか。
自分の目と感覚を頼りにしたい。
あの、「人工衛星」は、東に向いていたのではなく、ちょっと東南を向いていたという。
つまり、ハワイの方向だ。
どこまで飛ばせるかを、武器を買いそうな国にアピールするためでもあったろうし、アメリカを直接交渉の場につかせる、方便でもあったのだろう。
ある種の「お商売」だ。
まったく、ひどい話だ。
とはいえ、この「想い」を、「もっと防衛を」の方向に向かせてはならぬと、自戒している。
内部がもめているときは、外敵を作るに限る。これも、国家がとる、簡単な方便だ。
◆ ◆ ◆
先週末、夫にねだって、千葉の南房総にドライヴに行った。
報道されているようには、アクアラインは混んでおらず、いいドライヴになった。
桜には早かったが、海がなぎ、癒されて帰ってきた。
夫のアドヴァイスがあり、帰りは久里浜に渡るフェリーを利用し、神奈川から家に戻るルートを選んだが、これまた、短い船旅が楽しかった。
ニュースは、最も「過激」なシーンを映像で流す。
それを知っているつもりでいても、アクアラインの一件だけでも、実体験との誤差に驚く。
ニュースがなければ、困る。
だが、その「誤差」を、常に念頭においておきたい。
どう「誤差」がつくかは、時代の流れや、政治・マスコミの誘導もあることを、心して過ごしたいと思っている。







